ティンバーフレーム工法による自然素材・無垢材の注文住宅

施主と業者の本音満載 書籍のご案内

施主が教えるコストダウンの秘密!
書籍の内容を一部公開

『この本は、他の書籍にはなかったコンセプトです』 栃木県在住のK様より、感想のお便りをいただきました!

何日もかけてじっくり読むつもりだったのですが、出張先の名古屋に向かう東海道新幹線の中、一気に読み終えてしまいました。施主家族のマイホーム建設にまつわるエピソードやマニアックともいえる詳細な建築技術情報にいたるまで、一般の住宅関連書籍と比較しても本書の内容はかなり濃いものでしたが、2WAYオピニオンという文章構成(施主と建築家の双方向からの記述)で書かれているため、テンポがよく非常に読みやすかったです。
読後感はとても爽快で、この本を読んで「私もぜひ筆者のように気に入った家というのを建ててみたい!」と率直に思えることが出来ました。思えることが出来た、と書いたのは「思うことを可能にしてくれた」という意味です。今の時代に、家を建ててみたいと願望することそれ自体が非常に難しいことと思ってしまうのは、おそらく私だけではないでしょう。日本の政治経済情勢は毎日毎日暗いニュースばかりです。特に現役世代にとっては、将来にわたって安定した収入を得ることの難しさや、いつ何時天災に見舞われるかもわからないという漠然とした不安が、新しいマイホームの取得への大きなハードルとなっています。今でも私は、そのハードルに怖気づいているというのが本音のところです。
しかし一方で、私はこの本を読むことによって、「先が見えない現状では、出費のかかるマイホームはとりあえず保留」という消極的な姿勢をとることは私の限りある人生の中で必ずしも賢明な選択ではないと感じ、自分の住まいに対する意識が幾分前向きになったということも事実なのです。
これまでの私は、家が欲しいと積極的(というか衝動的)に思ってみても、いざ住宅の参考書を購入せんと本屋に足を運べば一般住宅関連書籍の棚には、「1000万円台で建てる家」という本の隣に「ローコスト住宅は危険」といった本が並んであり、どっちやねん!と頭をさんざん悩ませて、最終的には「家みたいな高価なものはどうしても欲しくなるまで状況を静観するのが吉だ」という元の木阿弥ともいえる状態に行き着いてしまうのがいつもの私のパターンでした。そのパターンの繰り返しで、高い光熱費や狭い部屋に辟易しながらもアパート暮らしを続けています。なぜ、いつもこの「家が欲しい⇒保留⇒やっぱり欲しい」の無限ループにはまってしまうのか?
この本の特徴のひとつに、「人生の楽しみとは?」というところまで価値観を掘り下げ、且つその価値観に則って家作りに関する現実的な分析ができるようになることを目指して書かれている、という点をあげることができます。他の一般書籍にはありそうでなかったこのコンセプトから書かれる文章は、今まで私の中に燻っていた住まいへの願望を刺激しました。わたしはこれまで自己の価値観の掘り下げと現実的な分析がまだ足りていなかったために、衝動的なマイホームへの所有欲に振り回されてしまっていたのでしょう。
もちろん価値観というのは人それぞれですから、筆者の家つくり体験談が世の中のすべてのひとに共感できる内容であるとはいえないかもしれません。けれども、私のように著者の熱い思いに自分の価値観を重ねることができたなら、この本はどの本にも勝る家購入動機づけのためのバイブルになりうるのではないかと思います。
この本を読むことになったのは、ある日会社の先輩から、「余り見たことない視点の家造り本があるけど読んでみる?」と紹介されたからです。
この本を受け取り、まず目に飛び込んできた本の表紙。
「施主VS建築家」
私はこの表紙を見て、「著者が一生の買い物であるマイホームの建築をめぐり業者とガチンコバトル勃発」といったハードボイルドな内容かと一瞬想像したのですが、読み進めていくとそれはむしろお互いの健闘を称えあうような内容で、お互いの意見をぶつけ争う印象はありませんでした。なぜ、顧客と建築家という立場の違う2人がまるで戦友かのような状態になっているのかはこの本を読み進めていけばすぐに分かってきますが、お二人が共通して指摘するハウスメーカーの家の売り方に対する疑念は、これまでハウスメーカーで家を購入しようと検討したこともある私にとっては空恐ろしくなる内容でもあり、そういう点ではこの本は十分ハードボイルドな内容なのでした。敢えて一言本のタイトルについて言わせてもらうと「施主VS建築家」ではなく、「施主と建築家のそこまで言って委員会」に改編してほしいと思います。(すいません、冗談です)。
この本には、施主and建築家のお二人がもつ家創りへのこだわりが存分に書いてあります。特に、資材に遣われる木材についての記述はかなり専門的内容で書かれており、正直いいますと素人の私にはイメージがつきにくい部分も実はありました。施主がこだわりを持って選んだというレッドシダーと呼ばれる木が一体どんな質感なのか、施主の奥様が苦手だったといわれるパイン材の匂いとはどんな匂いなのか、それは文中の情報だけでは、なかなかうかがい知れないものです。「木にはいろんな種類がある」、「木造建築では、資材を適材適所に使用するノウハウがとても重要である」「建築木材に関する専門的な知識も持たずに木造建築を立てるということは非常にリスクのあることである。(何も知らずに集成材の家を建てて満足してしまうのは勿体無い)」ということは十二分に伝わったのですが、建築家のかたが文中で説明されている専門的な知識を本当に理解するには、別途自分で勉強する必要がありそうです。出来るものならば、筆者の家や建築家のモデルハウスに遊びに行って無垢材の香りを体験させてもらわないといけないですね。近いうちに家族揃っておじゃましますので、その際はぜひとも自慢の木の香りを嗅がせてください(笑)
以上、駄文ではありますが、感想文とさせていただきます。

P.S.
うちも妻がこの本を読むのはだいぶ時間がかかりそうです。家に対するこだわりというのは、男性特有のものなんでしょうかねぇ?
著者の方へ、次回は女性がとっつきやすいコンセプトで本を出版してみてはどうでしょうか?たとえば、「子育てしながら楽しく家作り!」とか(笑) 次回作、期待しております!

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