歴史とスタイル

ヨーロッパで生まれたこのティンバーフレーム工法は、元々ハーフティンバーと呼ばれ、

少ない森林資源を有効に使うために真四角な製材ではなく、片面が丸太のままの物を使ったことに由来しています。

これが、北米に渡り豊かで大口径な森林資源と出会った時、文字通りのティンバー*となって進化し、

伝統的な木組みの技術と最新の耐震設計基準との融合で、堅牢な住宅躯体へと発展しました。

*ティンバー:四角に製材された大断面の材木

一般的なスタイルには下図のような2種類があり、

北米で伝統的なベントスタイルと日本の気候風土の合わせて軒を深くとれるフルラフタースタイルがあります。

当社の取り組み

当社が採用する標準的な材は、カナダ内陸の原生林から計画的に伐採される樹齢250~350年のダグラスファーやイエローシーダーを独自の選別方法にて直接買い付けたものを使用します。

製材や加工に至る工程・輸送についても現地スタッフとの万全な管理体制で実施されています。

また、加工前の打ち合わせや図面のチェック・加工検品にはプロジェクト毎に当社スタッフが必ず現地に出向き、細部の意匠やお施主様こだわりのデザインを反映させています。

お施主様同行の検品ツアーも実施

ご希望のお施主様には、カナダへの検品にご同行いただく「検品ツアー」を実施しています。

ご自身の目でしっかりと確認いただくことができるこのツアー、大変ご好評いただいております。

検品終了後は、弊社スタッフがご案内する、現地「旨いものツアー」や

特大サーモンを狙う「フィッシングツアー」などに発展する可能性もございます。

まずは、お気軽にお問い合わせください。

お施主様同行検品ツアーでのひとコマ。現地加工所にて。

材を選別する原生林の中で・・・。

原木オーナーシステムについて

以前より「建築はまだまだ先の事だけど、原木だけでも確保しておく方法は無いの?」というお問い合わせをいただいていたことから、何とかそのご要望に応えられないかと考えていました。

 

「原木オーナーシステム」は、文字通り、住宅の材となる「原木」をお施主様があらかじめ買い付けておくものです。住宅プランに合った良質な原木を厳選いたします。また、買い付け後の原木は1本1本にネームタグと買付日を印し、カナダヤードにて皮剥きをしてゆっくりと自然乾燥されるよう厳重に保管管理いたします。「大切な住まい」をゆっくりと計画したい方や、ご家族・次世代の方が住まいを計画される時のプレゼントとしてもおすすめのシステムです。

 

木材の安定供給を目指し開業当初から「乾燥原木確保」プログラムをカナダにて実施し、主に翌年計画されるプロジェクト用にストックをしています。皮を剥いて原木のまま6ヵ月以上経過させた木材はゆっくりと自然乾燥されてとてもいい状態となります。そのようにして供給されるティンバーフレーム用ダグラスファーやウェスタンレッドシダー、イエローシダー材はどれも大変ご好評を得ています。

躯体仕様

当社のティンバーフレーム工法における躯体は、土台・柱・梁等の横架材・根太・垂木・火打・方杖で構成されます。

各部の製材サイズは下表のようになり、標準的なこのティンバーフレームでは平均スパンを4000mm(最大6000mm)としています。

また、ご要望のサイズにて製材することも可能(OP)ですのでご相談下さい。

※ インチ表示とmm表示には換算上で発生する多少の誤差があります。

材種

木の材種は、ダグラスファー、イエローシーダー、ウェスタンレッドシーダー、パイン、スプルースの中からお選びいただけます。

それぞれの材種の特徴は、次のページ「知っておきたい木材知識」をご参照ください。

いずれもカナダ内陸を産地とした木目が緻密で通直な材をご用意致します。

また、使用する部位によって材種を選択することも可能※です。

※ 材種によりせん断強度等が異なりますので、ご要望にお応えできない場合もあります。

当社の建てる家は“Cozy Up Home”

Cozyは“心地よい”と言う意味。そして、Cozy Upとは人に親しみを込めるときに使う熟語。

ケーズファクトリーは、お施主様それぞれのライフスタイルに合わせた

“本当に心地よい空間”を“親しみを込めて”ご提案させていただくことがモットーです。

私たちのご提案する家は、Cozy Up Homeと名付けました。

そして、特にこだわっているのは、安心で安全な自然素材。

法規制に置ける例外を除き、集成材や新建材は使用しません(使用したくありません)。

ここでは、これまでにCozy Up Homeを建てられたお施主様によく好まれた仕様を一部ご紹介したいと思います。

これらを参考にしていただきながら、あなただけのCozy Up Homeを一緒に考えていきましょう!